人生の最後の瞬間には、愛する人に心のこもった言葉を贈ろう
Pocket

乳がんの闘病生活を送っていた、小林麻央さんが先日、息を引き取りました。いろいろとやりたいことはまだたくさんあったと思います。人生を終えるには早すぎる年齢でした。

今はただ、ご冥福をお祈りするばかりです。

スポンサーリンク

もし、今、自分に死が訪れるとしたら、どんな言葉を残すのでしょうか?

誰にでも死はやってきます。それはずっと先かもしれないし、明日かもしれない。特に年齢を重ねると、その日が来るのが近くなります。

そんな時に、一体私は何と言って人は人生を終えるのでしょうか?

「愛してる」

「愛してる」・・・その言葉には、どんな意味が含まれているのでしょう。

あなたに巡り合えてからずっと愛してます。私の体が消えてしまってもあなたを愛してます。

どんなに時間が経っても、何度生まれ変わっても愛します。そんな言葉が言える相手がいる、それはとても幸せなことだと思います。

そして、愛してもらったからこそ、残された者も力強く生きていけるのだと思います。

「ごめんね」

「ごめんね」・・・その言葉には、どんな意味が含まれているのでしょう。

「あなたより先に行くからごめんね」

「子供たちことをきちんと見れなくてごめんね」

「あなたの最後を見届けれなくてごめんね」

「幸せにできなくてごめんね」

「もっと生きれなくてごめんね」

自分がが逝ってしまったあとのことが気になるから出る、言葉ですよね。

それとも、今まで自分がやってきたことに対してきちんとできなかったことへの「ごめんね」でしょうか?

「ありがとう」

「ありがとう」・・・その言葉には、どんな意味が含まれているのでしょう。

「私を産んでくれてありがとう」

「今まで一緒に歩いてきてくれてありがとう」

「私の旦那様になってくれてありがとう」

「私の最後を看取ってくれてありがとう」

「私の子供に生まれてきてくれてありがとう」

感謝の言葉は、いくら言っても言い尽くせないですよね。最後の最後に感謝の言葉で締めくくれたらいいですよね。

「幸せでした」

「幸せでした」・・・その言葉には、どんな意味が含まれているのでしょう。

「あなたの子供に生まれてきて幸せでした」

「あなたと一緒に人生を歩んでこれて幸せでした」

「夢をかなえることが出来て幸せでした」

「あなたたちの親になれて幸せでした。」

「大切な人が看取ってくれて幸せでした」

息を引き取る時には自分の人生が幸せだったと思えるような人生を歩きたいですよね。

「最後だとわかっていたなら」

2001年9月11日、アメリカで起きた同時多発テロの後、世界中に配信されたひとつの詩がありました。

そして神戸大震災や東北大地震の時にもこの詩のことが思い出されました。

「最後だとわかっていたなら」

作・ノーマ コーネット マレック
訳・佐川 睦

 

あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら

わたしは もっとちゃんとカバーをかけて

神様にその魂を守ってくださるように

祈っただろう

 

あなたがドアを出て行くのを見るのが

最後だとわかっていたら

わたしは あなたを抱きしめて キスをして

そしてまたもう一度呼び寄せて

抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが

最後だとわかっていたら

わたしは その一部始終をビデオにとって

毎日繰り返し見ただろう

 

あなたは言わなくても

分かってくれていたかもしれないけれど

最後だとわかっていたら

一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と

わたしは 伝えただろう

 

たしかにいつも明日はやってくる

でももしそれがわたしの勘違いで

今日で全てが終わるのだとしたら、

わたしは 今日

どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

 

そして わたしたちは 忘れないようにしたい

 

若い人にも 年老いた人にも

明日は誰にも約束されていないのだということを

愛する人を抱きしめられるのは

今日が最後になるかもしれないことを

 

明日が来るのを待っているなら

今日でもいいはず

もし明日が来ないとしたら

あなたは今日を後悔するだろうから

 

微笑みや 抱擁や キスをするための

ほんのちょっとの時間を

どうして惜しんだのかと

忙しさを理由に

その人の最後の願いとなってしまったことを

どうして してあげられなかったのかと

 

だから 今日

あなたの大切な人たちを

しっかりと抱きしめよう

そして その人を愛していること

いつでも

いつまでも 大切な存在だということを

そっと伝えよう

 

「ごめんね」や「許してね」や

「ありがとう」や「気にしないで」を

伝える時を持とう そうすれば

もし明日が来ないとしても

あなたは今日を後悔しないだろうから

 

人生の最後の瞬間を気持ちよく迎えるには、普段から自分の気持ちを伝えるようにしていきたいですね。