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- コツコツお片付け。
「睡眠負債」と言う言葉を聞いたことがありますか?「睡眠に借金があるの?」って思われた方もいるかもしれません。
この「睡眠負債」は、ただの睡眠不足とは違います。慢性的に睡眠不足になってくることを指しています。
知らない間に貯金の利息が増えていた・・・なんていう話ならとても嬉しいですが、いつの間にか「睡眠負債」が溜まっていくと健康に悪影響を与えかねません。
今回は、この「睡眠負債」とは何か、昼寝(パワーナップ)が睡眠負債の解消に役立つことをまとめてみました。
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睡眠負債とは?
「睡眠負債」とは何なのでしょうか?
「睡眠負債」とは、わずかな睡眠不足が積み重なることによって、気づかないうちにそれがどんどん膨れ上がっていくという、まさに「眠りの借金」のことを言います。
そもそも、人はどうして眠らなければいけないのでしょうか?
・脳と体に休息を与えてあげるため。
・ホルモンバランスを整えるため。
睡眠には様々な役割があります。
それなのに日本人の平均睡眠時間は、世界的に見てもかなり少ないらしいです。
睡眠負債が積み重なるとどうなる?
睡眠負債が積み重なると、どうなってしまうのでしょうか?
・疲れやすくなる
・肥満になりやすくなる
・美容に悪影響を及ぼす
・生活習慣病を招く要因になる
・肝機能が低下する
・・・・・・・・・・・・・
いろんな悪影響が起こりうる可能性があります。
何でもそうですが、早期に対処すればいい状態に持って行きやすいです。
ついつい寝不足になりがちの毎日の中で、どうすれば睡眠負債を減らしていくことが出来るのでしょう。
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「睡眠負債」を完済するための方法。
<「睡眠負債」を完済するための方法>
1)地道にコツコツと返済する
2)昼寝(パワーナップ)を活用する
3)睡眠の質を高める
いつの間にか積もり積もった負債は、やはり少しずつ返済していくしかないみたいです。毎日は無理でも1週間に1回くらい、いつもよりは早く寝る時間を作ってみて下さい。
よく週末に寝だめをするから大丈夫と言う人がいますが、それはいいとは言えません。
なぜなら、人の体の中には体内時計と言うものがあります。この体内時計によって、1日のリズムが作られるわけですが、寝だめをするとこの体内時計が狂ってしまうのです。
そうすると、良く寝たはずなのに体がだるかったりスッキリしない状態になります。
更に、この体内時計は、1度崩れると治すのに時間がかかります。時差ボケがまさにそれです。
「寝不足かな?」って思っても一度に睡眠を取るのではなくて、少しずつ解消していくのがいいと思います。
2)昼寝(パワーナップ)を活用する
昼寝(パワーナップ)とは?
パワーナップ (power-nap) とは、一般的に15~30分程度の短い仮眠のことである。 この用語はコーネル大学の社会心理学者ジェームス・マースによる造語である。時間あたりに対する睡眠の効用を最大化する睡眠法とされている。キャットナップとも呼ばれる。 このタイプの睡眠パターンは多相睡眠法(一日に必要な睡眠時間を短く分割して取る方法)と関連してはいるが、どちらかといえば通常の睡眠の不足分を補うために用いられている。特に睡眠不足が蓄積してしまっている人に効果的といわれている。
引用元:Wikipedia
「昼寝(パワーナップ)」の良さは、テレビでもよく取り上げられていますよね。お昼休みなどに、ちょっと寝るだけで午後のパフォーマンスが変わってきます。
ただ、注意してほしいのが、「昼寝(パワーナップ)」の取り方には、いくつかのルールがあります。
・1回の時間は30分以下にすること。
・15時までに取ること。
仕事が終わって家に帰って、ちょっと一息と眠ることが多いですが、そうすると夜の睡眠に影響を与えてしまいます。
そういう時は、途中で寝るよりも早めにベッドに入って寝るようにした方がいいですね。
どうしても長い睡眠時間を確保することが出来ない人は、睡眠の質を高めることを試みて下さい。
・朝、目覚めたら太陽の光を浴びて、体内時計をととのえる。
・寝る前はスマホを見ない。(ブルーライトを遮断する。)
・寝る90分くらい前に、お風呂に入る。
・寝る前のルーティン(決まりごと)を作る。
寝るときには、リラックスモードの副交感神経が優位になります。それが交感神経が優位の活動モードのままでいると、寝つきが悪くなります。
そうならないためにも、リラックスした状態を作り上げる努力が必要になってきます。自分の中で、眠りのためのルーティンが出来上がると、寝つきも良くなります。
パジャマに着替えるとか、寝るとき専用の音楽を聴くとか、アロマをたくとか・・・自分に合った何かを見つけて下さいね。
「昼寝(パワーナップ)」をうまく取り入れていくことで、少しずつ「睡眠負債」を返済して行きましょう。
家だとついつい寝過ごしてしまうと言う人は、寝る前にコーヒーを飲むといいそうです。
カフェインは摂取してから20~30分後くらいに効果が出てくるので、寝すぎてしまうのを防げるんですね。
年齢を重ねると、睡眠の質が悪くなってきます。早い段階から「睡眠負債」を貯めないように気を付けて行きましょうね。