更年期障害は女性よりも男性の方が怖い:その症状と対策とは?
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更年期障害というと女性特有のものだと思っていましたが、実は男性にも更年期障害があるそうです。

 

更に、女性の場合は閉経前後10年ぐらいと言われるのに対し、 男性の場合は更年期障害が自然に治るケースはずないと言うから恐ろしい話です。

 

男性更年期障害の症状とはどんなものなのでしょうか?どんな対策を取ればいいのでしょうか?

 

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女性の更年期障害は 閉経の前後にホルモンバランスが崩れることで発症することが多いですが、だいたい2年〜最長10年ほどで自然に治る場合がほとんどです。

 

でも男性の場合は更年期障害を発症してしまうと、生活スタイルを劇的に改善しない限り、症状は悪化を続けるそうです。女性の更年期障害よりも男性の更年期障害の方が深刻だということですよね。

 

女性の更年期障害についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒更年期障害をセルフチェック:あなたの更年期指数は何点?
⇒トコフェロンEナチュールのレビュー~更年期の「肩こり」の悩みをスッキリ解消!

 

更年期障害の原因

更年期障害の原因は、男女ともに体内のホルモンバランス異常だと言われています。

体内のホルモンバランスが崩れる原因としては、ストレスや食生活・睡眠リズムの乱れ、飲酒・喫煙、筋肉増強剤の乱用 などがあります。

 

女性の主な原因は、閉経によって女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」が減少することです。男性の主な原因は、男性ホルモンの一種である「テストステロン」の減少だと考えられています。

 

「テストステロン」とは、筋肉・血管・骨格を強くし、内臓脂肪の増加を抑え、性的欲求・性機能(勃起、射精)といった働きを司るホルモンです。それは、ヤル気、向上心、闘争心、決断力、活力などのモチベーションアップにも大きく作用します。

 

男性更年期障害のセルフチェック

 

1.何かと意欲が湧かない(=ヤル気が出ない)ことが多い。

2.慣れているはずの業務において、作業効率が落ちた。

3.疲れやすくなり、日中でも休憩や睡眠の衝動に駆られる。

4.身長が縮んだ。

5.お腹周りがポッコリしてきた。

6.最近2週間以内に、セックス または 自慰行為を一度もしていない。

7.勃起力(=陰茎の角度、硬さ、持続力)が落ちた。

8.情緒不安定になった。(ex 不安になったり、怒ったりすることが多い など)

9.夕食後、すぐに寝ることが多くなった。

10.ひげが薄くなったり、伸びるのが遅くなった。

 

Yes/Noでチェックして、3つ以上Yesと答えた人は、男性更年期障害が徐々に進行している可能性があります。

 

男性更年期障害の症状

 

男性の更年期障害は、<軽度><中度><重度>の3段階に分類することができます。

<軽度>

イライラ、集中力低下、慢性的な疲労感・倦怠感、性欲の減退 など。

 

<中度>

ED(勃起不全)、睡眠障害(不眠、熟睡できない)、不安感、関節・筋肉の痛み など。

 

<重度>

重度の場合は、全身から生気が無くなり、何事にもヤル気が起きなくなります。無感動・無気力、鬱(うつ)を発症し、社会的な死を迎えます。

 

男性更年期障害の対策

 

男性更年期障害の原因は、「テストステロン分泌量の減少」であることから、「テストステロン分泌量を増やすこと」が男性更年期障害の対策になります。

 

そのために有効な方法がいくつかあります。

 

1.筋トレ(筋力トレーニング)

筋トレなど、筋肉に大きな負荷を与える短時間の運動で、体内のテストステロン分泌量が増大します。

 

2.BCAA(分枝鎖アミノ酸)を摂る

BCAAには 疲労回復や筋肉の合成を促進する効果があります。

筋トレとセットでBCAAを摂取すると、テストステロンの分泌量が跳ね上がることが分かっています。

 

3.亜鉛を摂る

亜鉛を摂るだけでも、テストステロンの分泌量が増大します。

 

4.スポーツ観戦

スポーツ観戦(特に格闘技観戦)などの闘争心が刺激される行為によって、テストステロン分泌量が著しく増大します。

 

5.女性の裸体を眺める(ただし自慰は厳禁だそうです)

性的な衝動を高めることで、テストステロンの分泌量は他に類を見ないほどに増大するそうです。

 

しかしそこで自慰をしてしまうとテストステロン値は急激に減少し、更には真逆の作用をするホルモン、「テストステロン」が分泌されてしまうそうです。

 

性的に興奮し、その欲求を解消しない “欲求不満” な状態を維持することで、体内のテストステロン値を高く維持することができると言われています。

 

6.アルコール・タバコ・砂糖・炭水化物・サラダ油・加工食品の摂取を控える

 

お酒(アルコール)、タバコ、砂糖、炭水化物、サラダ油、加工食品 などを摂取すると、テストステロン値が減少することが分かっています。

「責任感が人一倍強い」「几帳面」「競争心が強い」などの性格の人は、更年期障害になりやすいそうです。

 

また、毎日の生活のリズムが崩れると引き起こす可能性が高いので、定年などで仕事をやめたり、運動していたのにケガなどで全く運動しなくなったりと言う時も注意が必要です。

 

女性のように婦人科があればいいのですが、男性の場合はまだ、病院に男性更年期外来が無い場合が多いので、何科に掛かるか迷いますよね。

 

その時は、体に倦怠感をおぼえる症状の時はまず心療内科か内科から、「尿の勢いが低下した時」や「勃起不全」など症状は泌尿器科にかかるのがいいそうです。

 

女性同様、何となく体の不調が続く場合は我慢せずに病院に行って相談して下さい。不調の原因が分かればそれだけでも心が軽くなる場合があります。心身ともに健康でいられるよう頑張って行きましょう。