- 投稿 2017/05/20 更新
- コツコツお片付け。
よく、お寺で精神統一のために座禅を組んでいる場面を見かけますよね。精神統一のため、無の境地を得るため、しがらみを捨てるため・・・座禅体験講座に通う人は年々増えて行っているそうです。
なかなか禅寺に通うのが難しいという人も、ポイントさえつかめば自宅でも実践することは可能です。
本来の自分を取り戻すために、今日から1日5分の座禅を日課にして見ませんか?
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まずは「座禅」とは、何なのでしょうか?
座禅とは?
仏教で、姿勢を正して坐った状態で精神統一を行う基本的な修行法。
禅は大乗仏教(北伝仏教)の一派であり、坐禅を最も重要な修行形態としているが、坐禅そのものは古くから仏教全体の基本的実践の重要な徳目であり、上座部仏教(南伝仏教)でも行われており、仏教の開祖釈迦が、悟りに至った際に行っていた修行でもある。
常用漢字に「坐」の字が無いため、「座禅」と表記することもあるが、正式には「坐禅」である(文字の意味は「坐」は坐る行為を表し、「座」は坐る場所を表す)
引用元:ピクシブ百科事典
座禅の目的とは?
そもそも何かを得るために行うものではなく、これまでの人生の中で背負い込んできた不要な物を捨て去るために行うものだそうです。
生きているうえで悩みが尽きることはないですが、いろんなものを溜め込まず、時々捨て去ることが出来ればかなり心は軽くなるはずですよね。
そんな目的の意味から、「引き算の修行」とも言われているそうです。
座禅の効果とは?
座禅には、いろいろな効果が期待されています。
2 安らぎが得られる
3 集中力が増す
4 ストレスが解消できる
5 セロトニンを活性化できる
6 記憶力が良くなる
7 よく眠れるようになる
8 ストレスに悩まされなくなる
9 セロトニン神経の活性化
10 自律神経のバランスを整える
11 爽快感
人によって個人差はあるでしょうが、心にいいことは間違いなさそうです。
座禅の組み方とは?
大切なのは、「姿勢」と「呼吸」だそうです。
本来は、坐蒲(ざふ)という厚めの敷物を敷いて行うそうですが、普通の座布団を二つ折りにして代用してもいいそうです。
それをまず、お尻の下に敷きます。
まずは右足を左のももに載せます。これそ「半跏趺坐(はんかふざ)」と言います。そして次に、左足を右のももの上に載せます。これを「結跏趺坐(けっかふざ)」と言います。
両足を組むのが難しい人は、片足だけの「半跏趺坐(はんかふざ)」のままでもいいそうです。
両手を膝に置いて、一度少し体を前に倒してから、へそを突き出し、胸を張るようにしながら体を起こします。すると背筋が伸びて姿勢が安定します。
両方の手のひらを重ねて、親指の腹をギリギリまで近づけます。臨済宗では、右手が下になる場合が多いです。
肩の力は抜きます。
瞼の力を抜いて、1.5m先の床に視線を落とします。眠気や夢想にとらわれるといけないので、完全に目を閉じてはいけないそうです。
体中の空気を出すつもりで長く息を吐きます。吐き終えた反動で息を吸い込みます。
呼吸に集中するために、1から10までの数字を頭に思い浮かべながら呼吸します。10まで達したら、また1に戻り、これを繰り返します。
これなら、自宅でも出来そうですよね。1日のうちに時間を決めてもいいですし、心が乱れていると思ったら心を落ち着けるためにやってもいいですよね。
今は、2時間程度の座禅の体験講座から、3泊4日や1か月などの長期の座禅の修行も行われています。
週末や連休などを利用して、心を整えるために禅寺に出かけてみるのもいいですよね。
心は壊れてからでは取り返しがつかないので、不調を感じたら、チョット立ち止まって穏やかな気持ちを取り戻して下さい。