健康診断の項目と結果の見方を理解する:「健康寿命」を延ばす道しるべとは?
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「定期健康診断」は、労働安全衛生規則 第44条で「1年以内ごとに1回、定期的に次の項目の健康診断を行わなければならない」と定められています。

 

あなたは、毎年健康診断を受けてますか?また、その結果をしっかり見ていますか?「健康寿命」を延ばすために、健康診断の項目結果の見方について調べてみました。

 

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「健康診断」は、年に1回受ければいいだけとはいえ、そう楽しいものではありませんよね。結果が悪かったことを考えると、出来れば受けたくないと思う人も多いはずです。

 

でもいつまでも健康でいるためには、やはり自分の体のことを知って悪いところは早めに直すことが大切です。

 

「虫歯」を思い浮かべて下さい。虫歯に気が付いてすぐに歯医者に行けば、回数も少なくそう痛い思いもしなくて治すことが出来ます。

 

それを、歯医者が嫌いだからと放っておくと、結局、痛い思いをたくさんして費用もかかることになります。「早期発見早期治療」・・・やはりこれが一番大切ですよね。

 

健康寿命については、この記事で詳しく書いています。
⇒平均寿命と健康寿命から考える、健康寿命を延ばす方法とは?

 

健康診断の項目と所要時間

健康診断の項目は、担当する医師によって多少変わって来るそうです。でも働いている人であれば、「労働安全衛生規則第44条」で定められている項目がベースになっている場合がほとんどです。

 

担当医師が不必要と判断した場合、省略される項目もあります。また会社で受信する場合は、職種によって受診する項目も増えたりする場合があります。

 

<検査項目>

1.既往歴・喫煙歴・服薬歴・業務歴の調査
2.自覚症状および他覚症状の有無の検査
3.身長、体重、視力、腹囲、および聴力の検査(1000Hz・30dB)(4000Hz・40dB)
4.胸部X線検査、および喀痰検査
5.血圧の測定
6.尿検査(尿中の糖および蛋白の有無の検査)
7.貧血検査(赤血球数、血色素量)
8.肝機能検査(GOT、GPT、γ‐GTP)
6.血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪)
10.血糖検査(空腹時血糖またはヘモグロビンA1c)
11.心電図検査

 

健康診断の料金や時間は病院や診療所等により違いますが、一般的な健康診断については約1時間ほどで終わる場合が多いです。

「人間ドッグ」になると、さらに詳しく体を調べるので項目が増えて時間もかかります。半日かかるとか、よく言われますよね。

 

健康診断で発見できる病気とは?

 

健康診断で発見できる病気とは、がんや心臓病、高血圧、糖尿病などの生活習慣病です。

この他にも、低血圧・慢性胃炎などの病気や、胃潰瘍、貧血、高脂血症、子宮筋腫、胆のうポリープなども発見されることもあるそうです。

 

これらの病気は、健康診断の結果の数値が異常だった場合に、更に詳しく検査を受け結果で分かる場合が多いです。健康診断を受けていればこそ、早期発見・早期治療につながります。

 

また標準値だった場合でも、自分の値が基準値の中のどの辺りにいるのかを知ることで、今の自分の体の状態を知ることができます。

 

健康診断の血液検査の項目と結果の見方

 

健康診断というとすぐに思い浮かぶのは、「血液検査」ですよね。

血液検査の結果からは、貧血や肝臓・腎臓の異常、高脂血症、糖尿病などさまざまな病気の可能性を考えることが出来ます<

 

<肝臓系検査>

●総タンパク:血液中に含まれるタンパクの量

数値が低い場合…栄養障害/がんなどの疑い

数値が高い場合…多発性骨髄腫/慢性炎症などの疑い

●アルブミン:血液タンパクのうちで最も多く含まれるもの

数値が高い場合…肝臓障害/栄養不足/ネフローゼ症候群などの疑い

●AST(GOT):心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素

数値が高い場合…肝臓障害、骨格筋疾患、血液疾患などの疑い

●ALT(GPT):肝臓に多く存在する酵素

数値が高い場合…急性肝炎/慢性肝炎/肝臓がん/アルコール性肝炎などの疑い

●γ-GTP:肝臓や胆道に異常があると、γ-GTP値が上昇

数値が高い場合…アルコール性肝障害/慢性肝炎/薬剤性肝障害などの疑い

 

<腎臓系検査>

●クレアチニン(Cr):アミノ酸の一種「クレアチン」が代謝された後の老廃物

数値が高い場合…腎臓の機能が低下気味

尿酸(UA)

●尿酸:たんぱく質の一種「プリン体」が代謝された後の残りかす

数値が高い場合…高尿酸血症の疑い。また、高い状態が続くと結晶として関節に蓄積し、突然関節痛・痛風発作を起こす場合も。尿路結石が作られやすくなる

 

<脂質系検査>

●総コレステロール(TC):血液中の脂質

数値が高い場合…動脈硬化/脂質代謝異常/甲状腺機能低下症などの疑い

数値が低い場合…栄養吸収障害/低βリポたんぱく血症などの疑い

●HDLコレステロール:善玉コレステロール

数値が低い場合…脂質代謝異常/動脈硬化の疑い

●LDLコレステロール:悪玉コレステロール

数値が高い場合…血管壁に蓄積し、動脈硬化を進行。心筋梗塞/

脳梗塞の危険

●中性脂肪(TG)(トリグリセリド):体内の中でもっとも多い脂肪

数値が高い場合…動脈硬化の進行の疑い

数値が低い場合…低βリポたんぱく血症/低栄養などの疑い

 

<糖代謝系検査>

●血糖値(FPG):血液中のブドウ糖

数値が高い場合…糖尿病/膵臓癌/ホルモン異常などの疑い

 

<血球系検査>

●赤血球:酸素を全身に運び、不要となった二酸化炭素を回収して肺へ送る

数値が高ぎる場合…多血症の疑い

数値が低すぎる場合…貧血の疑い

●白血球(WBC):細菌などから体を守る働きがある

数値が高すぎる場合…細菌感染症などの疑い(発生している部位は不明)

数値が低すぎる場合…ウィルス感染症/薬物アレルギーなどの疑い

●血小板数(PLT)…出血時に粘着し、血を止める働きがある

数値が高い場合…血小板血症/鉄欠乏性貧血などの疑い

数値が低い場合…再生不良性貧血などによって、骨髄での血小板数の生産が低下しているなど

引用元:ケルスケア大学「健康診断の結果とその後の対処法」

 

sakuraの子供が太りすぎと言うこともあって、定期的に医者にかかって薬を処方してもらっています。

 

定期的に行う「血液検査」は、院内で行うときと、更に詳しく外の検査機関に出して調べる時があります。その記録を表やグラフに書き入れていくと、体の状態の変化がよく分かります。

 

体の不調は、自分の感覚だけではよく分からないので、こういった血液検査の結果は今の体の状態を見るためにとても大切だと思います。

 

標準値に入っていてもそれが高めなのか低めなのかによって、日常生活において気をつけることも違ってきます。

 

この結果を元に自分の食生活生活習慣を見直して、より良い体に向けて努力することが、「健康寿命」を延ばしていくことにつながると思います。

 

また、ある薬が合わなくて肝機能の検査結果が異常に高くなったことがありました。これも定期的に検査を受けていたからこそ、早期発見・早期治療をすることが出来ました。

 

自分の今の体の状態を知るために、直すべき生活習慣の課題を見つけるためにも、健康診断は定期的に受けていきたいですよね。

 

特に主婦の人や派遣などで不定期に働いている人は、自分で健康診断を受けに行く必要があるので、ついつい先延ばしにしてしまいがちです。

 

一度、毎年この時期に受けると習慣づけてしまえば、「健康診断」もそう苦にはならないはずです。最初の一歩を、勇気を出して踏み出して下さい。