日本で3番目に多い「レビー小体型認知症」の特徴と予後とは?
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認知症と言えば、アルツハイマー型認知症や血管性認知症を思い浮かべる人が多いと思いますが、この「レビー小体型認知症」は、日本で3番目に多い認知症です。

余り知られていないということで、他の認知症と混同されたり、発見が遅くなることがあるので要注意です。

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認知症は、85歳以上では約4人に1人がなるといわれています。言い換えれば、4人のうち3人は大丈夫と言うことなので、さくら自身は大丈夫だとは思っていますが、過信はできません。

「もしも」の時のために、いろいろと知識を持っていることはいいことだと思います。
⇒認知症の初期症状を見落とさない。認知症の4つのタイプとは?

レビー小体型認知症とは?

脳の神経細胞の中に「レビー小体」という細胞が多く現れて、記憶障害を起こす認知症のことを言います。

1976年に、日本の小阪憲司さん(現横浜市立大学名誉教授)らによって報告され、1995年にレビー小体型認知症という名称が付けられました。

アルツハイマー型認知症が、女性の発症率が高いのに比べ、レビー小体型認知症は男性の方が多く、女性の約2倍と言われています

レビー小体型認知症の特徴とは?

・もの忘れはあまり目立たない。

・筋肉がこわばり、動作がゆっくりになる。

・歩行が小刻みになり、転びやすくなる。

・被害妄想にさいなまれる。

・不安や孤独感を感じやすくなる。

・リアルな幻覚を何度も見る。

・睡眠中に叫んだり暴れたりする。

・気分が落ち込んだり、ぼーっとしているときと、そうでないときとの差が激しい。

視覚情報を処理する後頭葉の異常によって、「子供が遊んでいる」とか「机の上に虫がいる」とか覚を見ることが多いそうです。

転びやすい、上手く歩けない、からだが硬いや、うつの症状、レム睡眠行動障害などもあるので、素人が判断するのは難しい認知症かもしれません。

レビー小体型認知症の人との付き合い方

幻覚を訴えた時の対処の方法が重要です。

幻覚を否定すると、発見が遅れ症状が悪化する恐れがあります。反対に幻覚に同調すると本人が幻覚だと気づく機会を奪うことになります。

まずは、本人に何が見えているのか親身になって聞くことが一番です。不安がおさまれば、幻覚も少なくなるそうです。

レビー小体型認知症の人の予後とは?

レビー小体型認知症の初期症状は、「認知機能の動揺」「幻視症状」「運動機能障害[パーキンソン症状]」が現れます。

それが中期になると、日常生活の中で支援を必要とする場面が増えてきます。目を離せない状態が続くので、家族だけで面倒を見るとか無理をせず、ケアマネージャーさんに相談したほうがいいと思います。

末期になると、認知機能障害が進行し、物事の判別などが非常に困難になる場合が多く見られます。パーキンソン症状の影響もあり、車いす生活や寝たきり生活になってしまうこともあるので、入院して治療を行うことも考えられます。

この段階になると家族が行えるケアは、さらに限定されてきます。


レビー小体型認知症の発症から治癒する平均的な期間は、3~7年ほどだそうです。他の認知症に比べてやや短い傾向があります。

ただ寿命まで初期症状のままである場合もあれば、1~2年で症状が一気に悪化してしまうケースもあったりと、個人差がかなりあるそうです。

現在、レビー小体型認知症”を完治させる有効な治療法はありません。でも、症状を改善させる薬はいくつか存在するそうです。

小さな変化も見過ごさず、困ったことが出来たら、専門家・専門機関に相談して行くのが一番ですよね。