- 投稿 2017/05/22 更新
- コツコツお片付け。
健康にいいと言われている「ビフィズス菌」と「乳酸菌」。どちらも腸で活動する善玉菌ですが、それぞれには違った役目があります。
「ビフィズス菌」は大腸、「乳酸菌」は小腸により効果的に働くそうです。
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腸というと、大きく、大腸と小腸に分かれますよね。大腸も小腸も消化された飲食物を吸収するという大切な役割を持っているという点では同じです。
では、何が違うののでしょうか?
大腸と小腸の働きの違い
小腸は栄養素や水分の吸収作業だけでなく積極的に消化作業も行っています。
それに対して、大腸は小腸である程度消化された後に流れてくる、栄養分が吸収された後の飲食物からも更に水分を吸収するという働きがあります。
つまり、小腸では消化と吸収作業がメインで、大腸では吸収作業がメインで行われるということです。
「乳酸菌」と「ビフィズス菌」の違い
ビフィズス菌のもっとも大きな特徴は、ヒトの腸内に最もたくさんあるとても大切な菌だと言うことです。人の腸内には、1~10兆のビフィズス菌がすんでいますが、乳酸菌はその1/10000~1/100以下にすぎません。
この「乳酸菌」は主に小腸で活動して、健康をサポートしてくれる「乳酸」を作り出しています。
一方、「ビフィズス菌」は主に大腸で活動して、「乳酸」や「酢酸」を多く作り出します。この「酢酸」には、強い殺菌力があります。
ヨーグルトにはビフィズス菌は入っているの?
全てのヨーグルトにビフィズス菌が入っているわけではありません。
普通のヨーグルトは、乳酸菌のサーモフィラス菌とブルガリア菌で発酵しています。ビフィズス菌入りヨーグルトには、さらにビフィズス菌も加えて発酵しています。
乳酸菌でも整腸作用を持つものもありますが、乳酸菌だけで作ったヨーグルトと比べると、ビフィズス菌の入ったヨーグルトの方が効果が高いことが分かっています
ヨーグルトを購入するときには、次の成分が含まれているものがおススメです。
•ビフィズス菌LKM512株
•ビフィズス菌SP株
•ビフィズス菌Bb-12株
•ビフィズス菌FK120株
•ビフィズス菌BY株
•ビフィズス菌Bifix
•ビフィズス菌BE80株
ただ、ビフィズス菌が入っていないヨーグルトでも、それを取ることによって腸内環境が改善され、もともと私達の大腸に住んでいるビフィズス菌の勢力は増します。
直接的か間接的かの違いはありますが、ヨーグルトを取ることは腸内環境を整えるには効果があることが分かります。
「ビフィズス菌」の効果的な取り方
大腸で働く善玉菌の99.9%が、この「ビフィズス菌」です。「ビフィズス菌」は、善玉菌の代表で、大腸の環境を整えるのに大切な役割を持っています。
この働きが乱れてくると、便秘や下痢などの健康を脅かすような原因にもなってきます。
もともとビフィズス菌は、体内の中に存在していますが、年を取るとともにどんどん減少していきます。
そして中年期を迎えるころには、大幅に減少して、高齢者になると1%未満になる人もいるそうです。
さらにビフィズス菌は、大腸から排出されるので、毎日補い続けなければなりません。またこのビフィズス菌は厄介なことに、酸やアルカリに弱く、胃酸や小腸の胆汁などで大半が死滅してしまうのです。
つまり、毎日、健康にいいと思ってヨーグルトを食べていても、その中の「ビフィズス菌」は、大腸に届いていないかもしれないのです。
そうなると、カプセルなどに覆われた「ビフィズス菌」のサプリメントを取る方のが効果的なのかも知れません。
最近はいろいろなサプリメントが発売されているので、簡単に栄養を補えるようになってきました。
それをうまく利用しながら、健康な毎日を送るために「ビフィズス菌」で腸内環境を整えていきたいですね。