- 投稿 2017/06/27 更新
- お気楽でのんびりな毎日。
東京都から始まった、「ヘルプマーク」を知っていますか?
お年寄りや妊婦さんなど、外見で援助が必要であると分かる人もいますが、外見では分からない病気や障害で困っている人たちがいます。
その人たちのために作られた「ヘルプマーク」について、今日はお伝えしようと思います。
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お年寄りや妊婦さんなど、外見で援助が必要で分かる人もいますが、外見では分からない病気や障害で困っている人たちがいます。でも外見では分からないので、理解してもらうことが非常に困難です。
そんな人たちのために作られたマークですが、国が推奨しているわけではないので認知度も低く、いまだに知らない人もたくさんいる状態です。
ヘルプマークとは?
ヘルプマークとは、
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
引用元:東京都福祉保健局
東京都福祉保健局が作成したマークで、現在では、京都・和歌山・徳島・青森・奈良・神奈川・大阪・岐阜などに広がって行ってます。
それでも、まだ認知度は低く、まだまだ困っている人たちも多いです。
ヘルプマークを身に着けた人を見かけたらどうしたいいの?
外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。 また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目で見られ、ストレスを受けることがあります。
交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。
視覚障害者や聴覚障害者等の状況把握が難しい方、肢体不自由者等の自力での迅速な避難が困難な方がいます。
引用元:東京都福祉保健局
ヘルプマークが必要な人とは?
年齢的に若いので、電車の優先席に座っていると乗客の人から「若いのに座ったままで」と非難されたことがあるそうです。
義足を装着していますが、長ズボンの中に義足が隠れているので見た目は健常の人と変わりありません。
人込みの中では、歩くのが遅いためぶつかりそうで危険です。
全身に痛みがあり、つえを使って歩いています。「ハート・プラスマーク」をかばんに付けていても、電車やバスで席を譲ってもらえることはほとんどなかったそうです。
ヘルプマークが必要な人たちは、すべてのことに対して助けが必要であると言っているわけではありません。
ただ、援助が必要な時に快くお願いできたり、助けてもらったりできる環境を求めています。そして、今の行動には「何がしかの理由」があることを理解してほしいのです。
たくさんの人が、この「ヘルプマーク」の存在を知り、困っていたたら「何かお手伝いする事がありますか?」って声をかけてくれるような社会になればいいなって思います。